ミルキーウェイ　～綴り箱の片隅に～

ごくたま～に、マニキュアをしたくなる。
子供の頃は憧れた。親戚の家に遊びに行った際、
マニキュアをしてもらって、嬉しくて何度も自分の爪を眺めた。

今は違う。塗ってもすぐに落としたくなる。いつからだろう？
あの圧迫感、爪が呼吸できなくなるような感覚が苦手。
そして、自分の理想的な指じゃないと塗りたくなくなった。
あと、多少爪を伸ばそうとしても、できない。すぐに切りたくなるから。

いつのまにか、手の人差し指に白点ができている。いい傾向だ。
人差し指の白点は、「希望や、願いが叶う」と言われている。
以前、小指にできた時は、本当に思いがけない臨時収入があった。
(小指は、不動産、金銭に関する幸運）
白点が出た爪は塗らない方がいいみたい。

夏が近づくとサンダルを履くことが多くなる。
そうすると、最近なんとなく爪に色を添えたくなった。
日頃しないことをふっとしたくなる時がある。
そういう時は、気持ちの赴くままにした方がいいんだろうな。

ふと、思い出した。昔、すごく手の綺麗な人に出会ったことがある。
指も長くて、爪の形も綺麗で、完璧な手。マニキュアも映える。
手タレにぴったりな手だった。未だにあんな完璧な手の人に出会ったことがない。
あれから何年もたつから、少し変わってしまったかなぁ。綺麗なままでいてほしい。